新婚ホヤホヤなのに主人に浮気された妻の切なる気持ち

28歳の6月に結婚してから週に3回のペースでセックスをしていました。ところがその年の秋に私が妊娠すると、完全にセックスレスになってしまいました。妊娠中でもセックスはできるのですが、主人は危険だと言ってセックスしてくれなくなりました。オーラルセックスなら安全だからと言っても、全く私の求めには応じてくれなくなったのです。私の方と言えば妊娠初期には性欲は減退しましたが、安定期に入ると妊娠前よりも性欲が強くなったのです。でも主人には逆だったようです。

とても切なかったですが、出産してもとの体型に戻ればまたセックスが始まるはずだと信じて私は我慢していました。ところが、ある日郵便で届いたクレジットカードの支払明細書を開けてみると、キャッシングの利用歴が何回あることに気づきました。合計で10万円ほどです。もしかして、風俗に行っているのではと私は感じました。風俗に通うにはお金がかかります。そのお金はもちろん主人の給料ですが、私が財布の紐を握っていて主人に私がお小遣いを与えていたわけで、そのお小遣いの金額では風俗には通えるはずがないのです。

会社から帰った主人に「カードのキャッシングで引き出したお金は風俗で浮気するため使ったんじゃないの」と聞くと、「いや違う浮気じゃない、会社の付き合いでクラブに行くことになって、現金が必要だったんだよ」とのことです。私にとってはクラブであろうと、キャバクラであろうとソープランドであろうと風俗です。そして風俗は浮気です。でも主人からすれば浮気ではなかったようです。「私がそういう場所で働いてもあなた気にしないの」と聞くと、「俺の給料で十分生活できるだろう。おまえはそんなとこで働く必要はない」と主人は答えました。とても悔しかったです。そんなところで働く必要はないと自分で言っておいて自分でそんなところへ行っている主人には返す言葉もありませんでした。

私の妊娠を口実に主人は風俗に行きたかったのかもしれませんし、妊娠後の私の体型の変化が主人にとっては私への性的魅力の減退の原因になってしまったのかもしれません。でも女の私としては主人に性的魅力を感じなくなったとしても、ホストクラブには行こうとは絶対に思いません。なぜなら愛はお金で買うものではないというのが私の信念だからです。お店でいくらお金を使っても手に入らないものがあります。その時の主人にはそれがわからなかったのでしょう。でも主人にもいつかきっと無償の愛の尊さが理解できるようになる日が来るのを待つしかありませんでした。夫婦の愛は体の関係が全てではなく、それは夫婦という全体の一部なんだと私は心の中で自分に言い聞かせて自分を励まし続けました。

翌年に無事出産を終え男の子が生まれました。主人の帰りも以前より早くなりました。毎日家に帰るのが楽しみになったとのことです。35歳までにはもう1人子供が欲しいので、この次に妊娠した時には絶対に風俗には行かないでねと主人に伝えると、「子供は夫婦にとって最高の宝だからね」主人は今まで私に見せたことのない明るい笑顔で答えました。きっと主人もお金では買えない愛の存在に気づいてくれたのでしょう。この主人の笑顔で夫婦の絆がより一層深まったような気持ちになりました。2人目の子供ができるのがとても楽しみです。